「イチゴってすごいデリケートなんだよ。強くさわったりしたら痛いの」
「どうしたらいいんだい?今まで考えたこともなかったよ」
「うん、こうやってHな時、会話したことなかったもんね。言われないとヨシくんだって分からないよね」
「そうだな。俺も照れて、しゃべったりできなかったよ」
「触る前に、指を唾で濡らして」
「こうかい?」夫は自分の指にたっぷりとよだれをつけた。
「うん、それでそおっとイチゴの周りに指をそわせてゆっくりやさしく」
夫の指が結衣の突起したピンクのイチゴに触れるかふれないかで、よだれをつけていく。指先がイチゴに触れると、電気が流れたような快感が結衣の背中と下腹部に走った。「はうっ」「ご、ごめん、どうした?」
「違うの、感じたの」
「感じたのか。指先が触れたか触れないかだけだぜ」
「だからかも。熱いよヨシくんの熱さ、指からもつたわる」
「うん、愛してるよ」夫はもう一度たっぷりと指を湿らせて結衣のかわいらいしく隆起した果実に指をはわせた。ゆっくりとやさしく。ねぶるように。
「ああっ、ああっ。ありがと。我慢してゆっくりさわってくれて」
「ああ、大丈夫だよ。ゆっくりゆっくりしてほしかったんだな」
「うん、そうだよ。逆のイチゴは今後は口に含んでみて」
「うん、分かったよ。こっちもゆっくりだな」
「そう。ゆっくり、じっとり、私を温かくつつんで」
夫は丁寧に丁寧に、大切に結衣を口に含んだ。暖かさに包まれて、脳天まで電気が走り、身体をびくんとのけぞらせた。
「ちょっと、欲求不満だったから、すごいかも」結衣は夫の手にしがみついた。もっと触って、もっとしてほしい、はしたない、と思いつつ、ヘルメスに求めても断ったのが悪いんだよ、と心の中でささやいた。夫の指で、もっと大事なところ、触れてほしい。結衣は夫の手を下の方へ導いていった。



